そもそも今回の思いつきは日頃の運動不足解消
ついでにメタボも、そんな低次元の発想から来たものであってとくに
タイトルの
ような悲惨なイメージは当初まったく予想だにしていませんでした。
毎朝通勤時にラヂオを聞いている、確か「ぶらり熊本」であったか
日本一の石段「三千三百三十三」と頻繁に聞くことができた。
いつしかそれがふとした日常の言動の合間に脳裏に浮かぶようになった。
「行かなきゃ」・・そして同時に運動不足を解消するんだ。
前置きが長くなりましたが、そして今回挑戦したのがその日本一の石段だったのです。
場所は熊本県八代市から少し山に入ったところで途中、道にも迷いましたが
ホテルから1時間半ほどで現場へ到着です。
朝が早いせいか殆んど見かける人もいません。
ピーンと張り詰めた朝の空気、すすけた石段に第一歩を刻んだのでした。
事前情報では普通1時間30分、足自慢なら30分?
のぼり始めてそのときは意識の傲慢さか、いつもより足は軽いほうでした。
五百段、 八百段、 壱千段、と順調でこれなら30分も夢じゃないなどと希望が
膨らんできたのもまた事実です。
しばらくして汗が噴き出して来ていることに気がつきました。
11月とはいえ山中、しかも高度もあります。仕方なく上着を脱ぎそれでも行軍を続け
たのです。
中間点!に達したときとうとう諦めようかと、との思いがよぎったのです。
実のところその頃にはすでに足腰が痛くて体がついていけなくなっていたのです。
よしんば頂上にいっても帰りのひざガクガク状態では戻れない!
頭ではいろんなことを考えていたのですがそれでも足は一歩、また一歩と頂上へ
と向かっておりました。
結果から申しますと三千三百三十三段は無事走破しました。
下りもひざが笑いましたがなんとか地上までおりてこられました。
気になるタイムは登りで50分、中年オヤジとしてはまぁまぁだったのかと自覚自讃
しかし問題は翌日にあったのです。
腰から下が筋肉痛で会社の階段も上がれません。
夜も布団であまりの痛さに目が覚めたしだいです。
乾杯をしてその分飲んでしまったのでメタボも解消できませんでした。
今回の反省すべき点はどこにあったのでしょうか?
肉体と精神のダブルパンチでしばらく後悔の日々…
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