急に寒くなりましたが焦りながら長袖を探しています
「おやっ、この風景は?」
街中を徘徊していると偶然でしょうか
このような気持ちにさせられる場面に遭遇します。
多分、小さいときの思い出が網膜を通じ
それは脳へと伝えられて古い記憶が呼び起こさせるのではと考えます。
まるで宝石箱を開けるかのように
それは古い建物の間にあった狭い通路です。
昼なお薄暗く通るには抵抗感がありますが、両脇にさり気なく
飾られた花がなんとく
手招きをしているようで安堵させられます。
両脇の建物をつなぐ渡り廊下らしきモノも見えます。
先人の知恵でしょうか?
昔はこんな狭い空間が町のあちこにあったような
なんとも云えないほのぼのとした雰囲気が伝わってきます。
この裸電球も昔は各家庭や、街灯としてもありました。
オレンジ色がかった光を放ち、
夏には蛾や虫がこの周りを沢山飛び交ってましたが
このタイプは吊り下げ式です、
金属製で直接壁に取り付けるのもありました
玉交換も含めスイッチの入り切りもグリグリっと力を入れて
回さなければいけないため
子供にとっては感電するかも知れない恐怖の瞬間でした。
時代の波がもうそこまで押し寄せて来ています。
やがては取り壊されるであろう昭和の建物も悲鳴をあげているようです。
まるでコンクリートの死刑台に乗っているかのよう・・・
古いモノって風情があってホントにステキで
これからも懐かしいふるさと探しの旅は続きます
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