一度見た風景が忘れられずに…
いつも頭のどこかに残像として、残っているようなことはないでしょうか。
ボクの場合もフラッシュバックのように、
あるときはトイレのなかで、そして布団に入ったときなどに思い出され、
妙に気になっていました。
その不可解な現象に終止符を打つべく旅に出かけて参りましたので、
以下その報告となります。
事の始まりはこうです。
隣町まででかけたときです。
いつものようにぼぅーっと車窓から外を眺めていると、
1月の半ばでもあり風景はモノトーンでパッとしなかったのですが、
山と山との間に何か異質のモノが見えたような気がしたのです。
その時は、あまり気にも留めず時が流れたのですが、
さらに1か月後、再度見たのです。
それは、両眼を通して角膜に残った残像が、
確実に一般常識では考えられない程のレベルだったのです。
けど状況的には列車のスピードからして僅か2~3秒で総てを
判断することは不可能で、
この時点では、まだ確証は得られてはいませんでした。
あの物体は確かに・・
つまり事件は現場で起きているので足を運ぶしかありません。
その前にグーグルマップで上空からの写真でみると、
どうでしょう山の中に確実に周囲とは異質の物体が写っているでは
ありませんか、これが今までのざっとした経緯で、
道もおおよその見当はついたことだし、さっそく出掛けることに…
写真の通り、線路の脇に一本道、これで間違いはない。
あれだ!もしかしてUFOでは?
なんか操縦席みたいなモノがみえるではないか。。。
とにかく焦りは禁物、宇宙人に拉致されたら会社クビになってしまう、
この場合は家族が路頭に迷う方が正解じゃ
ついにその正体が明かされた瞬間です。
夢にまで現われた現物が目の前に・・・
それにしてもこれは、もしかして路面電車?
いったいなぜこんなところに放置、
いや屋根が付いていることから誰かの仕業だろうが、謎は深まるばかり。
しばらく周囲の様子を伺ってみると立て看板がありました、
それによるとこれは昭和29年に製造された都電で昭和43年に
廃車となったそうです。
当時、東京都に勤めていた方から付近にあった
幼稚園へ寄贈されたとのことでした。
それにしても型は古いですが、しつこいぐらい素晴らしいです。
夢があります、
普通ならスクラップになってて当然なのですから、
それがこんな山奥で余生を送っているなんて誰が想像できるでしょうか。
いつかはやがて朽ち果てる身、
だが頑張れ都電!最後の雄姿、いつまでもその姿を後世に残せ、
このでっかい青空のように・・・別れ際、返事の警笛が聞こえたようでした。
帰りは田んぼのあぜ道をとぼとぼと・・
春の陽光に誘われながら、周囲の植物の醸し出す息吹きや匂い、
その風景に心が癒されるのでした。
旅って色々な発見があってホントに楽しいですね!
別件ですが本日の万歩計は新記録達成です。
21,157歩を計測しました。
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