いよいよ本編も三湯目に突入です。
ここ翁(おきな)の湯は饅頭攻撃通りの路地から
高台へむかって歩くと出現
源泉は湯畑からとっており
建物も比較的新しく抵抗はないと思います。
途中はご覧のような階段路地で
両脇は小料理屋や怪しげなスナックがところ狭しと並んでいます
春の陽光を浴びた雪解け水が屋根から滴り落ち
それが上流から寄せ集まり無機質なコンクリートの階段を濡らしていました。
息を切らし階段を駆け上がると見えてきました。
なんとなく近寄り難い建物の印象を受け
少々の違和感を覚えましたが良く見ると暖簾がないようです。
(掛ける竿は確認)正面から見て階段を上がり左が男湯で
右が当然女湯となります。
周囲はまだ雪で覆われており、今にも建物を飲み込みそうです。
後ろ振り返るといま上って来た階段が左の隅っこに見えます。
その後ろ真ん中に、本日の宿「おおるり」五千円/泊が
部屋は2階だったため外の景色はまったく見えずじまい
諸条件がありますので詳しくはホームページで確認してください・・・
そして中に入ると先客がひとりいらっしゃるようです。
脱衣所は普通の広さでどちらかと言えば小ぎれい
掃除もしっかりと行き届いている感じ
湯船ですが、石作り(タイル貼り)で足の裏がゴツゴツします。
広さは畳三畳ほどはあるんでしょうか、しかし湯温はやっぱり高めです。
一縷の望みをかけたのですが無残にも打ち砕かれてしまいました。
そんな心情を察知したのか
同湯になったオジサンが奥の方がぬるいと教えてくれたのです。
ここもしっかりと源泉掛け流しです。
しかもお湯を止めるなと!なんとも羨ましい限りですが
お湯の効能を保つためなんでしょう
しかしこの熱さなんとかならないでしょうか?
前出のオジサンと色々話をしているとどうも地元の方らしく
或る日風呂桶が全部無くなったので自分で寄贈したとか
ハナシしておられました。
同時に草津温泉の楽しみ方など面白いことも聞くことができて
これぞ温泉の醍醐味!を堪能することができました。
本日、三湯目のこともあり
いささかのぼせてきた感もあり湯船挑戦は数分で離脱しました。
急いで着替えて次は四湯目の関の湯に向かいます
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