やはり、今回も雨でした。
さてこの塩浸温泉の一味違った特徴はと言うと日本人なら
おおよそ知らない人はいないというほどの歴史上有名な人物、
かの坂本竜馬とお竜が入ったという温泉です。
真偽のほどは定かでないですがこれも男の湯マン、
絶対に攻略しなければならない温泉と自分の中では決めていたのでした。
さて今回は冒頭に述べたように
この入湯シリーズで最大の危機を迎えてしまったのです。
当日の状況はというと閉館時間に間に合わないため急いでおり、
そんな時に限り誰も受付に居ない!
仕方なく後払いと決め込み裏の温泉へ入湯したのでした。
客はおじいさん一人、軽く挨拶を交わし湯船にはいる。
浴槽は二つあり片方はかなりの熱めです、
泉質は完璧な鉄分で錆びの味が鼻から入ってくるようです。
その後おじいさんは出て行きましたがなんせ無銭入湯ですから
落ち着いて入ってられません。
早々に着替えているといきなり戸が開き管理人と目が合い、
その人の驚きようったらありしない、何回も目をパチクリしておりました。
当然ですね、最後に帰った客を見送り戸締りにきたら人が居たのですから・・
思わず口から出た言葉は「竜馬が入った温泉はどこですか?」
と聞いてしまいました。
管理人さんはあっけにとられまだ信じられない状況でしたが親切に教えてくれたのです。
管理人さん、すみません、
後でお支払いつもりでしたがつい言い出せませんでした。
見てるはずはないと思いますがあの雨の日、
最後の客で竜馬の温泉を聞いた客です、申し訳ありませんでした。
ところで竜馬が入った温泉とは・・動揺のため撮影できず(無念)。
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