毎度のことながらここ鹿児島県はまた雨です。
まぁ、雪にならないだけでもましな方かも知れません。
前回、この山の向こうに神秘の温泉「湯川内温泉」を発見した勢いで
柳の下の二匹目狙いです。
途中からやけに狭くなる道路、ところどころに落石の跡も・・
騒がしいとこは勘弁だが、あまりに寂しいとこも、
なんて自問自答を繰り返しながら山道を越えていきます。
雨に塗れた孟宗竹が道路まで垂れて、まるで行く手を塞がんばかりです。
ようやく看板が見えて参りました。
駐車場から見渡すと古ぼけた建物が不規則に2件建っております。
湯気はほんのりと上がっておりますが、人の気配がまったくしません。
さっそく車の後ろから入浴セットを取り出し、
いざ出陣!向かって右側の建物は空家らしい・・
左側の奥が明かりがついておりそこが玄関になっていました。
傍らに入湯料を回収する箱らしきものが置いてあり思案していると
後ろからお上らしき人が現れ150円を請求される・・・
何かいつもと違う雰囲気、もしや山姥の秘密基地では・・
疑念を払拭すべく指を指された方向へ
と姿勢を向ける。
不安に駆られながら脱衣所を抜け湯船をのぞく誰も居ません。
湯船は天然の岩をくり貫いた感じで隣の女性風呂と繋がっております、
多分年寄りと思いますが笑い声が聞こえ一安心です。
泉質は完全ぬぬるぬる状態で効能が期待できそう
温度はそれほどでもなく40度ぐらいか・・
ただし壁などカビが生えている状態でワイルドと言えばそうなんですが、
女性や家族には不向きかも知れません。
ここは2号温泉ですが隣の建物に1号温泉なるものがあり、
かなり温度が低めになっているよう
です、覗いただけですがあまりの暗さと狭さに遠慮しておきました。
ワイルドな白木川内温泉、山姥とは因果関係が無いようです。
恐ろしき薩摩温泉街道・・明日へ続く
.