😅ゴローの人生楽しんだ方がいいね!

日々の生活を中心に、たまに自然を愛でながらのキャンプライフ

▶田舎伝説の謎

 
貴方はこれを事実と捉えるのか、それとも・・・


<Part1>
夜な夜な夢枕に出る幼馴染(おさななじみ)の春江ちゃん。

最近はこのおかげで日中の仕事にも影響が出る始末。

いったいどうしたことだろうと首をかしげるのであった。

 

実は春江ちゃんは悲しいかなもうこの世にはいない、
幼いころ川に流され一週間後に発見されたときには
見分けもつかない状態となっていた。

 

春江ちゃんは色白の美人で頭もよく
クラスの人気者、あろうことか「農村組」の自分も「街組」の彼女に
密かな恋心を持っていた。
それが突然の悲報、土左衛右門で発見された日に自宅の裏山で男泣きした。

 

思い出すに彼女の実家は田舎通り商店街の一角で洋装店を営んでいたはず
さっそくだが訪ねて行けば何かが分かるだろう
という一縷(いちる)の望みでもあった。

 

<Part2>
田舎通り商店街は戦後間もない闇市(やみいち)がその前身で昔ながらの桶屋
味噌屋など今でも残っており間(あいだ)にコンビニを挟んだその風景は
地方独自の雰囲気を十分に醸し出している。

 

晩秋の日曜午後、そこにはタイル風の石畳を呼び込みを避けながら歩く姿があった。
目的の店は当時の名称で「山桜洋装店」もし名前が変ったり
廃業していなければ必ずあるはず、今はそれを信じるしかない。

 

<Part3>
何往復しただろうか、既に陽は傾いている。
どこか焦燥感の隠せないず脳裏には必ず見つけるとの信念も見え隠れしていた。

 

ふと背中からの声に気づき後ろを振り返るが誰も居ない
気のせいと思い、また一歩進みかけた瞬間
網膜の残像をチラリと視神経が捉えた。
そこには微かだが「や・ま・ざ・く・ら」の文字が・・・
 

 

イメージ 1

 

確かにここだ!紛れも無い
看板の文字は薄れてはいるが
記憶の底に眠るものがマグマの如く吹き上がるのを感じない訳にはいかなかった。
 
懐かしさも込み上げる反面、先ほどの声が妙に気になった。
あれは間違いなく春江ちゃんの声だったのである。
あの数十年前に死んだ・・

 

イメージ 2

 

さらに追い討ちをかけるようにその目に飛び込んだものは・・・
衝撃の余り手足は弛緩し
喉の渇きのため声も出ない有様だった。ハ・ル・エちゃん?

 

イメージ 3

 

おおっ、春江ちゃん!思わず叫ぶ
そこにはあの幼馴染の春江ちゃんの姿が!

 

いかがでしたか?まだまだ地方にはいろんな田舎伝説が残ってます。
それはもちろん貴方の街にも・・・
 
 
 
 
.