思い起こせば夏の始まりの7月、野山を走り廻る一人のランナー。
それは何かに取り憑かれた様に、昼夜を問わず、距離もだんだん延び終いには
日に10kmをも走破するようになった。
当然、平行して体重も減り続け現在は-6kg。
その間、靴は破れ買い替え2回、犬に追われ、住民に不審がられ、
転倒(ケガ)あり、夏場の脱水症状、膝及び踵の痛みなどが襲い、決して平坦な
道ではなかったのです。
いったい何がそうさせたのか、彼には重大な目標があった。
それが本日開催された市民マラソン(10km)への参戦だった。
当然ながら、完走だけなら簡単だろう。最悪歩くペースなんだから・・
しかしふと思う。
人生には目標が設定が必要、ただ生きて行くだけなら簡単だろう、
走るための目標設定!それはギリギリのタイムを自分に課せること。
もちろん完走も最優先だが・・・
果たして当日、あのメダリストの野口みずきが犯したように
オーバーワークにて左足のアキレス腱を痛めてしまった。
自分の体をいじめればいじめるほどに力が付くとの勘違いからの愚行であった。
内心、不安を抱えながらの参加、スタート地点へ立つと意外だか心境は
穏やかなものがあった(黄色帽)
スタート位置が後方だったため、最初はまったく前へ進まず、
これもマラソンのスタートの常道である。なぜか笑い声さえ聞こえる。
この余裕が誰もが陥る入りのオーバーペースにならず済んだのかも知れない。
5kmまでは順調に走り、心配していた足の痛みもまったく感じず、
追い抜いていく爽快感はたまらない。6kmぐらいから急に尿意が襲ってきた。
コースの脇にトイレはあるのだが、恥ずかしさと時間とのにらめっこで我慢する
方を選択。
その影響もあったかどうかは分かりませんが、ゴール後にトイレへが後押しして、
走るスピードも幾分か上がったと想定される。
紹介が遅れましたが、このコースは湖の周回コースで、
10kmコースはちょうど1週と少しで自分が真ん中ぐらいを走っているときには
先頭は既に反対側を走っていました。
直に道路に表示してある残りの距離が後2km、
ということはすでに8kmも走ったことになる。当初のイメージでは、
ここからピッチ走法からストライド走法に切り替え追い込みを図る予定だ。
しかし足が思うように上がらず、心臓も肺も体の動きに付いていけない。
この付近になるとスピードを上げる者、逆に落ちてくる者が入り乱れており、
正に勝負どころ。そしていよいよ残り1kmの表示、
ここになると余力も使い果たし、戦意喪失状態。
ゴール直前のボク!すでにフラフラの状態、目の前のゴールを通過するのみだが、
タイムが非常に気になる。
自前の時計では、目標タイムは上回っているがゼッケンに埋め込まれたチップの
計測なので気が抜けない。
そして結果が・・・
完走と50分を切ること及び40分にできるだけ近いタイムが目標だったが、
ご覧の通りとなった。
思えば約3ヶ月半の練習だったが、心地よい疲れと秋風に吹かれ今までの苦労も
思えば約3ヶ月半の練習だったが、心地よい疲れと秋風に吹かれ今までの苦労も
吹っ飛んでしまった。
もちろんゴール後にトイレに駆け込んだのは云うまでもない。
(どうもスタート前に飲んだリポビタンDスーパーの影響かも)
主催者から提供されたカレーを頂き、ようやく落ち着くことができた。
参加賞として他にロゴ入りのタオルが2枚、スポーツドリンク1本。
《後述》
大会に参加して・・目標を持つことの大事さ、最後までやり抜く信念、
大会に参加して・・目標を持つことの大事さ、最後までやり抜く信念、
大事は日々の小さなことの積み重ねから、努力することの大事さ、
ときには休むことも重要などなど、
色んな事を学ばせてもらったマラソン大会でした。
また明日からいつもの会社が始まります。頑張るしかないですね!
これから支度して単身先のアパートへ帰ります。
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