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日々の生活を中心に、たまに自然を愛でながらのキャンプライフ

▶出水市特攻碑公園

 
 
★シーズンには桜が満開になり、祭りも行われるようです。
 

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★基地の入口、この中に哨兵が立っておりました。
 

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★地下司令所入り口、残念ながら時間切れ・・・
 

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★ついに念願の「雲の墓標」へ辿り着くことができました!
 

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★銀河隊の特攻碑
 

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★赤トンボの分と漁網にかかったというプロペラ
 

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鹿児島市内からの帰り道
陽も落ち加減の19時ごろでしたが何とかこの場所を
探し当てることができました。

 

出水市といえば「鶴の飛来地」でも有名で
他にいわゆる薩摩藩の外城と言われた武家屋敷群などもあります。

 

九州新幹線も停車駅となっておりますが地方が抱えている雇用創出など
シャッター通りを例にとると隆盛とまではいかないようです。

 

さてその公園ですが筆者が訪ねた意図は阿川弘之氏の「雲の墓標」の
一文に心打たれた以外の何ものでもありません。

 

当公園は旧海軍航空隊出水基地の一部でもあります。
内部にある碑は当時の戦闘指揮所地下壕の上付近に
ど~んと南の空を拝むように立っていますがその碑銘には

 

「雲こそわが墓標、落暉よ碑銘を飾れ」
 
と刻んであるんです。

 

これが阿川弘之氏の小説「雲の墓標」からのものでその意味としては・・

 

「南の海に散る身には、雲こそが墓じるしだ。夕日よ、
心あるならこの雲を紅に彩ってくれ」

 

という特別攻撃隊員の心境を謳ったものとされているのです。
 
さらに碑には、数百人以上と推定される出水からの出撃隊員のうち
、数十名程度の名前が刻まれておりますが
正確でない隊員は残念ながら刻まれておりません。
 
なぜならば当時の出水基地は、
空襲下の大混乱しておりその中で全国の基地から、
いろんな飛行機が飛んできてはまた出撃するという状況だったからです。

 

敷地内には他に特攻隊員遺族による歌碑や、
特攻以外で戦没した無名戦死の墓なども建てられています。

 

この公園から車で少し走ると煉瓦作りの給水所らしきものが見えてきます
おそらくこれが基地の端ではなかったのかと思いますが
かなりの広さだったことを想像させてくれます。

 

今となっては当時の様子は伺い知ることはできませんが
ちょうど真っ赤な夕日がゴルフ場の先に沈んでいくところでした。
 
 
 
 
 
 
 
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