@薩摩温泉街道を行く・・・⑩頑固親父の番台に咲いた人情の湯

　　　　　　　　　　　　　　　　　　おやじさん渋いぜ↑

田舎町で人の親切に触れた、ありゃ！ここは鹿児島菱刈町営温泉

こんにちは。

毎日暑い日が続きますが皆さん、気分は如何でしょうか？

さてこのクソ暑い最中、出張先の九州はセミの大合唱で更に暑く感じられます。

今回は社用車が借用できなかったため鹿児島空港からレンタカーを使用したのですが、これがまた今流行りのハイブリッド車であったため慣れるのに苦労しました（筆者の愛車は12年物です）。

鹿児島空港より熊本県（水俣）へ向かっているとき道端に温泉施設を発見、しかしこのとき風呂突撃セットはおろかタオルすらないの気づきました。

一度は断念しようと思ったのですが覗くだけにしようと思い中に入るとじぃさんが一人番台に鎮座しておられました。

タオルを置いていないか尋ねると一言「無い」とのこと。何か気に障ることでもしたのか考えても思いつきません、すかさず話題を変え城跡の案内版があったことを思い出し、そこに行きたい旨を述べると「なんもねぇ、行かねぇ方がいい」と取り付く島もありません。

こりゃ頑固親父だなぁと思った矢先、近くのコンビニを紹介してくれた上に石鹸も自前の分を貸してくれるという。思わぬ展開に唖然ですが本日はその好意に甘えることにし急ぎタオルを購入、そしていよいよ中へ入るとラッキー♪なことに誰も居ません（取材のためです！）、当然といえばそうなんでしょうけど外気温はこのとき33度を示しており番台のおやじさんも暑そうでした。

泉質は単純泉で少し茶色になってましたが湯温は適度（40度?）で、湯船に浸かりゆっくりと堪能することができたのです。
まぁ特に綺麗とはいえませんが地方ならではの風情が出ていて自分としては満足です。

いままで夏に温泉これはミスメイクとの固定観念を持っていたのですがさすがに間違いでしたね！
火照った体を車内のクーラーで冷やすとこれがまた最高、その後の運転は靴も脱ぎ捨ててもう山道もスイスイです。

そしてそのまま出社したのですがボサボサの頭と硫黄臭さで周囲にはバレていたのかも知れません。

因みに入浴料は150円でした。

番台の写真は無許可撮影です。おやっさん・・もし有名になったらすんません！

※今朝ほど岩手沿岸部にて大きな地震がありましたがそちらにお住まいの方お見舞い申し上げます。

<編集後記>
このプリウスですが最終的な燃費(実測値）は23.5km/Lでした。運転中は距離が250kmになってもガソリンメータが一目盛りも減らないのでレンタ屋さんへ壊れているとの苦情を申し出たところ前述の値となったのです。

道中一人だけでしたのでその分も影響したのかも知れません、それにしてもすごい燃費！欲しいですが今の車を捨てるわけにもいかないし・・・さらにもう一件、信号待ちをしているときにスタート出来ず冷や汗ものでした。

運転席のスイッチをいじっているうちに信号が青に！急いでアクセルを踏むが動かず？約1分の後無事発車できたのです。
今となっては何が原因だったのか不明ですがなんともやきもきさせる車ではありました。