久しぶりの五右衛門風呂・・・
う~っ、思わず感涙にむせぶ!そういえば小さいころからこの風呂に入って育った人生。
二代目であるこの風呂は改築もせず、昭和から平成へとどっしりと構えておりました。
フタはブリキ製で軽く、風呂の形に合わせてあります。
中央にあるのがいわゆるソコで風呂へ入る際に足を乗せバランスを取りながら沈めていきます。
注意しないと、足が外れその浮力で飛び出てきます。さらに釜の底は熱いので直に足が着くとこれまたひどい目に遭うこと請け合いです。
ですからよしんば上手く入れたとしても周囲の壁に接しないように中央付近で注意深くじっとしていなければいけません。
風呂の周囲には防波堤のようなコンクリートの壁(10cm程度)があり風呂釜からお湯があふれない構造になっています。
また内炊き仕様だと煙が室内へ充満し、呼吸が苦しくなることもありますが直接、火係と会話ができるので微妙な温度調節には打ってつけです。弱点は室内がススで真っ黒けになることですかね。
先に風呂釜の温度を高めにしておいて入る際に水で薄める方法が得策かも知れません。
いずれにせよ残り火でいつまでも湯温が保たれるのがいいかと思います。
当然、燃料は山からのマキ、小枝類で昔は井戸水を使っていたのですが現在は水道となっているようです。