😅ゴローの人生楽しんだ方がいいね!

日々の生活を中心に、たまに自然を愛でながらのキャンプライフ

▶雨に降られた一番札所

 

 

              ≪準備の章≫


巡礼は観音さまを信仰します。

遡ると平安時代から、修験道や僧たちの修行としてはじまったようです。
やがて布教の方法のひとつとして巡礼がすすめられるようになって
江戸時代になって庶民に普及し広がり始めました。
 
そう云えばお伊勢参りなどもありましたね!

 

札所(ふだしょ)とは
巡礼した霊場のご本尊との結縁(けちえん)の場所
 
結縁とは菩薩(ぼさつ)が世の人を救うために手をさしのべて縁を結ぶこと

 

巡礼を自分の症状に当てはめ考えてみると
①みつめなおす→②再発見→③パッチをあてる→④蘇生の順
そんな旅になるのではないかと勝手に想像しています。


                   
■グッズ考察と決めごと■

 

白衣・・満願すると冥土へ旅立つ際の晴れ着とされています。
(写真は始まりの章確認してください)
輪袈裟(わげさ)・・お坊さまがかけられている袈裟を簡略化したもの
納経帳・・朱印や宝印を押してもらう(記念スタンプ?)

 

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   左:納札(願い事を書いて投函)  右:朱印(今回の1番札所)

 

◇代表的なものを上げましたが他にも金剛杖、菅笠など沢山あり
金額もそれなりです。
 
自分の場合は白衣に朱印を押してもらう半袖タイプ(1,800円)で納経帳をカット
首からは輪袈裟(500円)を掛け
納札37枚入り(100円)合計2,400円で旅をスタートさせました。
※電車賃や食費はのぞく

 

◇特に巡礼にはスタイルはなく、
個人の自由ですからまったくグッズは持たず参拝だけで済ませる人も多いようです。
当然ですがお賽銭は最低限準備した方がいいと思います。
 
またご朱印を押してもらう場合は各納経所で200円が必要となります。
グッズについては巡礼中の1番、13番などで売っていますが
ネットでも通販しています。
 
ちょうど一番から始める場合は都合がいいのでは・・

 

今回は一番から巡る順打ち(反対語は逆打ち)で始めて
二番、三番と旅する予定です。
 
途中までは電車でそれ以外はすべて歩きとします。
当初は自転車で行くことも考えたのですが自宅から遠いことと
秩父盆地に入るには大きな峠があるという云い訳で
すでに煩悩に支配された以外の何物でもありません。


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        ≪そして一番打ち≫


平成22年3月6日、それは新たな人生の出発点
いや大袈裟(おおげさ)にいうと人生の岐路に立っているのかも知れません。
 
このまま病気もせず平平凡凡と暮らしていたら当然
気付かないことでもあるし、何も知らずに棺桶に入っていたかも・・・

 

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西武線に乗り秩父へと向かう
天気は芳しくなく午後より雨模様と悲しいアナウンス。
 
同時に気温も下がり気味で旅の始まりにしては
手荒い歓迎を受けてしまったようです。
 
さて最寄りの駅を降りるとここからバスではなく歩きになります。
当初の情報では40分程度、帰りの電車の時刻を
調べていると駅員さんがここにあるのを持ってけー泥棒?
とポケットサイズをくれました。

 

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鉛色の空を見上げながら
午後から来るであろう雨を予想しながら旅を急ぐ
それにしても天気も影響しているのか人影がない。
 
道が合っているどうかを確認しようにも術がなし
ここは自分を信じてテクテク歩く!そうのんびりとだ
 
背筋をピーンと伸ばして
久しぶりの歩きなので体がびっくりもしているようです。
道路の要所にはちゃんと看板があり、うろ覚えでも行くことは可能です。

 

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やっと1番札所の四萬部(しまぶ)寺に着きました
 
いよいよ旅の始まりで気持ちも高揚してきましたが
これからいったいどんなドラマが始まるのかわくわくします。

 

山門をくぐり中へ入ると
正面奥に朱塗り銅葺きの観音堂がしっかりと建っています。
 
歴史は元禄の頃の建築といわれ精密な造り
荘重で気品のある姿は県指定文化財になっており
周囲と調和してすごく美しいと感じます。
 
昔、性空上人が弟子の幻通に
秩父の里へ仏恩を施して人々を信心させなさい。」と命じました。
 
幻通はこの地で四萬部の佛典を読破して経塚を建てましたが
四萬部寺の名前はここからきています。

 

ここで祈願を済ませ
本日の目的でもあるグッズを求め納経所へ向かいます。
 
さっそく着てみましたがこれが恥ずかしいの一言
とても一人では着て廻れるものではないようが気がします。
 
納経所の方からそんなことありません
みんな着てますし大丈夫とのアドバイスがありました(笑)。
 
そして気持ちも新たに2番札所へ行こう思った矢先、
外は雨!すでに気持ちは萎えていましたが
責めてもの修行に先の駅まで踏破することを決意したのです。


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考えようによっては雨もまた楽し・・・
車ではおそらく気が付かないでしょうが
歩いていると沿道には興味のある古い建物が沢山あることが分かりました。
 
途中で道を聞いたり、寄り道をしながら1時間ちょっとの工程でした。
今回の走破距離は約12km
 
ちょうど来た電車に飛び乗り車内ではその暖かさに感激し
最後の一駅で信号機故障で1時間の待ちもありましたが
無事アパートへ辿りつきました。

 

今回は、ルールやマナーなど勉強せずに望んだのですが
次からはちゃんと寺の御本尊や謂れなどマスターして参拝したいと思ってます。

 

次回は2番札所からの報告です。