今回の宮崎旅行の、
メインテーマがタイトルの霧島(高千穂の峰)登山。
かの坂本竜馬が新婚旅行で登ったとも云われる山で、
頂上にある「天の逆鉾(あまのさかほこ)」をぜひこの目で
確かめたいという想いからです。
神々が天上界の天の浮橋から下の世界をのぞくと、
霧にけむる海の中に島のように見えるものがあり、
神々はその島にしるしをつけようと一本の鉾を取り出し、
地上に向けて落しました。
その鉾は見事に山の頂上に突き刺さり、
その時に見えた霧の島が霧島山の名の由来だと言われてます。
天上界から神が地上に降り立ったと言われる
日本の建国神話とその歴史が始まったと伝えられています。
高千穂の峰へのルートは、調べると色々なコースがあるみたいですが、
今回田舎爺ぃはもっとも楽なコース(高千穂河原)からの挑戦です。写真は夕暮れ時の霧島連山。
挑戦した高千穂の峰は、
写真三角の形をした一番高い場所で左側の尾根から登りました。
登山道も良く整備されており、石畳の上も軽快です。
また朝も早いせいか、野生のシカの群れにも遭遇、
まさしく大自然に包まれたここには居ました・・・
う~ん順調、これなら1時間程度で走破できそう
しばらく歩くと忽然と石畳は消え、やがて登山道は石だらけに、、、
流れる汗を背中に感じながら、
流れる汗を背中に感じながら、
どれだけの時間が過ぎたのか、ふと自分のぼってきた方向に目を向けると、
結構な高度を稼いでいます。
中央部分が駐車場。ここまでが30分かかってます。
そして頂上付近へ着いたと思ったのも束の間、
それは火口の外輪山でこの先、馬の背を歩きながらさらに奥に見える頂上?
を目指さなければいけません。
ここまでで全精力を使い果たし途方にくれているとなんと・・・
突然旅の僧が・・・しかも草鞋で!
この姿に自分の将来像を照らし合わせ俄然勇気が出てきたのです、
この姿に自分の将来像を照らし合わせ俄然勇気が出てきたのです、
そして「丘を越え行こうよ」などの鼻歌も聞こえるようになりました。
そして外輪山を無事越えると、
次は一度下ってそれからまた登りとなります。
この風景もくじけそうですが人生最後のトライとして、ここは男の正念場です。
そろそろ頂上も近付いてきました。
その前に後ろを振り返ると今まで走破してきた道が鮮やかに見えます。
右側の噴火口のルートを通ってきましたが、
反対側は多分噴煙の影響でしょうか通行禁止になっていました。
登山口から約1時間10分で頂上へ到着しました。
予定より30分ほど早くなりましたが無事辿りつけて一安心です。
しかし頂上は風も強くとてもじっとしてられません。
頂上にしっかりと立つ「天の逆鉾」を確認、
これを竜馬は抜いたと土佐の姉への手紙で書いています。
下の部分が天狗の顔になっている。
やっと目的を達成し、これをブログで皆さんに紹介できたことが
なんと言っても一番の収穫です。
写真の手紙はレプリカで霧島神宮温泉の観光案内所に
これからミカン狩りに行く予定です、
慌ただしいですが時間がないのでこれで失礼します。
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