ここに一冊の本があります。
最近、ふと思い出し無性に読みたくなったのです。
今から30年ぐらい前に一度読んだことがあるんですがそのとき、
思わず涙したことを覚えています。
今回もご多分に漏れず泣けました。
この本の作家である「藤原てい」さんは、
かの山岳小説の大家である「新田次郎」の奥さま。
新田次郎についてはすでにご存知の方はいらっしゃると思いますが
山を中心に色々な本を出しておられます。
当時この小説に影響された多くの若者が登山を目指し、
その中に自分もいました。
また本件の文中に登場する息子「藤原正彦」さんも
教授を務める傍ら「国家の品格」という素晴らしい本を出しておられます。
こちらもぜひオススメしたいです。
話がそれましたが多くの日本人に、特に子育ての女性に、
また子育てが終わった女性でも結構です。
真実を知ることも重要ですし、当時の状況が赤裸々に、
まさに手に取るように分かります。
巨大な歴史の歯車に翻弄される親子、
巨大な歴史の歯車に翻弄される親子、
決して抗うことのできない状況での行動は・・・
今日の平和の礎として、同時に希求する気持ちとして、
日本人とはいったい、との数々のテーマを自分で見つめ直すにも
良い機会となると思います。
ぜひ読みたい本の一冊に加えていただければ最高です。
※中古もありますが文字が小さくて読みにくいのでここは
新書をオススメします。ちなみに730円でした。